約2年ぶりにブレーキフルードを交換していきます。
作業自体は簡単で工数も少ないですが、ブレーキは命に係わる重大な保安部品です。
エンジンが故障してもバイクが動かなくなるだけですが、ブレーキが故障してしまうと制動力を失い重大な事故につながる恐れがあります。
作業に自信のない方はショップに依頼されるか、プロの助言の下で整備されることを強くお勧めします。
バイク ブレーキフルード オイル 交換せず放置するとどうなる?
説明されんでも知っとるわ!と突っ込まれそうですが・・・
自動車であれば車検毎に交換が勧められるブレーキフルードですが、車検のないバイクは放置されが知なることもしばしば。
実際に交換せずに放置しているとどんな不具合があるのでしょうか?
1.ブレーキ引きずり(効きっぱなし)の原因に
フルードは交換せずに放置しているとどんどん黒褐色のような色になっていき、ピストン周辺のオイルシールにスラッジが発生してしまいします。
オイルシールの役割は液体をせき止める役割のほか、押し出されたピストンをもとの場所に戻す役割がありスラッジにより弾力を失ったゴムはピストンを押し戻す能力を失うことになるのです。
放置車両によくあるブレーキが引きずった状態になるのはこれが原因の一つだったりします。
引きずった状態で走行し続けるとブレーキディスクが熱を持ちすぎて変形してしまったり、熱でブレーキフルードが沸騰しエアが噛んで急にブレーキが効かなくなる原因にも。
ブレーキディスクは高価な部品、いざ交換するとなるとそれなりの費用が掛かります。
2.ブレーキフルードの性能低下
性能の低下というとわかりづらいですが、ブレーキフルードの沸点が下がります。
それだけ熱に弱くなってしまうということです。
ブレーキフルードは交換せずに放置している最初は無色透明ですがどんどん麦茶のような色に変色していきます。

2年間交換せずに放置し、濁ってしまったブレーキフルードがこちらです。キタナイデスネェ
変化しているのはもちろん色だけではなく、性能も低下しておりブレーキの沸点が下がってきます。
前述しましたがブレーキを使用した際に発生した熱が原因でフルードが沸騰し、エアを噛んでブレーキが効かなくなってしまう原因に。
いわゆるベーパーロック現象というものです。
これを防ぐためにも定期的な交換はマストになります。
作業に際して使用したも
最低限の工具として10ミリのメガネレンチとバンジョーボルトに差し込むホースがあれば交換はできますが、あれば便利な物を下記で紹介します。
なくてもできますが作業効率がぐんと上がることや、フルードをまき散らすリスクが下がります。
アクティブ 激安エア抜きポンプ
このポンプがあればエア抜きをする際にポンプを引っ張るだけで作業ができます。
なくてもできますがレバーを握ってフルードが逆流しないようにバンジョーボルトを締めてまた緩めて・・・
みたいな作業をする必要がなくなるので何かしらのエア抜きツールの使用は強くお勧めします。
購入した際の金額は380円でした。
激安で場所を取らずコンパクトな部分がウリですが、ホースが短いのが気になります。
メリット :価格が激安・ないよりかは効率的に作業ができる
デメリット:ポンプの容量が小さく作業中に廃油をポンプから抜く必要あり ホースが短い
ワンウェイバルブ付のブレーキフルード交換ツール
使っても1年に一度程度の物かつ激安なので割り切って使用していますが、ワンウェイバルブが付いたやつのほうが交換は楽です。
容量が大きいのでピストンのように一度別の容器に移す手間が省けることや、バンジョーを締めた緩めたりせずにレバーをにぎにぎしているだけでフルードを抜き取ることができます。
どうしても作業を快適にされたい方や、バイクを複数台所持している等頻繁に交換される方はコチラをおすすめしますが1台しかメンテナンスされない場合は安いものでも問題はないかと思います。
メリット :タンク容量がポンプよりも大きく作業中に廃油を抜く手間がない バンジョーボルトにホ ースを取り付ける部分が加工されており、作業中に抜けずらくなっている 作業がしやすい
デメリット:2500円-3000円と使用頻度を考えるとやや高価 保管場所を取る
古河薬品工業(KYK) ブレーキフルード BF-4 1L
知っている限りネットで一番安いブレーキフルード。DOT4をチョイス。
数値が高ければ高いほど性能も上がりますが、劣化も早いので用途にもよりますが街乗りであれば純正指定の数値を使用されることをおすすめします。
1度の交換で使っても100ml程度なので、1Lもあれば確実に余ります。というか使用期限内に使いきれるのか・・・
バリオス ブレーキフルード交換
当方のバリオスはブレーキマスターシリンダーをラジアルタイプの社外品に換装していますが、交換の仕方は大きく変わりません。違いはリザーバータンクの開け方ぐらいです。
リザーバータンクのふたを取り外す・周辺にはウエスを準備

ブレーキフルードは塗装に対して侵食性があるので、タンク周辺にウエスを準備しておきます。
万が一こぼしてしまってもブレーキフルードは水溶性なのですぐに水で洗い流せば簡単に落るので水も準備しておきましょう。
バンジョーボルトにレンチをかけホースを差し込む


ホースを差し込みメガネを緩めるとフルードが出てくるようになります。ピストンを引っ張ると古いフルードが出てきました。

この際リザーバータンク内が空にならないように新しいフルードをつぎ足していきます。空になるとまたエア抜きをしないといけなくなり面倒です。
古いフルードを抜きながらタンクにフルードを補充していきます。


左が初めてブレーキフルードを抜いた際の色、右側が新しいブレーキフルードを入れた際の色です。
何度かポンプが満タンになるまで繰り返して透明のフルードしか出てこなくなれば交換は完了。バンジョーボルトを締めて、ブレーキキャリパー周辺を水で流しておきます。
これで作業は自体は終了です。作業後は何度か押しながらブレーキをかけてしっかり効くか確認。
その後に低速でテスト走行を行い、走行後にバンジョーボルト周辺に滲みがないことを確認して点検も完了です。
バリオス ブレーキフルード交換 DIY整備 まとめ
作業自体は簡単ですがエアが噛んでいたり、ブレーキディスクにフルードが付着していたりすると制動力を失い大変危険です。
学生の頃にエア抜きが甘くブレーキが効かずにトラックに追突しかけてこともあるので、交換後は必ず以下3点を確認してください。
・走行する前にバイクを押してブレーキが作動するか?
・走行中にブレーキの効きが甘くないか?
・走行後にバンジョーボルトから滲みがないか?
最低でもこの3点は必ず確認しておいてください。
また同じ期間に前後のブレーキを同時に作業するのは避けるべきです。
万が一整備に不備があり、前後両方効かないなんてことになるとシャレになりません。


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