古いバイクなら交換しておいた方が無難な部品。壊れてしまうとオーバーヒートに繋がり、最悪エンジンを壊してしまいます。そう壊れる部品ではないですが、交換歴がない車体は部品の出るうちに交換を。
サーモスタットは古くなってくると既定の温度で開かなくなり、高温のクーラントがエンジンからラジエーターに循環しないようになってしまいます。私のバリオスは格安中古の現状車なので交換しました。記録簿なんてものは当然なく詳細はわかりませんが、エンジンを見た感じ一度も交換していなさそうでした。
バリオス サーモスタット交換 準備物



・交換する部品 新品のサーモスタット、Oリング
・使用する工具 8ミリのレンチ 12ミリのソケットレンチ +ドライバー
サーモスタット、Oリングは純正部品が出るので購入しました。納期に2.3日ほどかかりますがカワサキのオンラインショップで購入するのが一番。バリオスはA1-A3までとA4以降で取付位置が異なりますのでご注意を。品番も違ったはず。
バリオス サーモスタット交換手順1.タンクを外す
説明するまでもないさ表ですが12ミリのソケットレンチでボルトを緩めて、燃料ホースと負圧ホースを取り外しましょう。作業する際は燃料コックはPRI以外に、燃料が漏れてきます。

固着した燃料ホースが抜けない?プライヤーやペンチでぐりぐりしてみましょう。大抵これで外れます。硬化したホースは燃料漏れの原因になるので、近いうちに交換しておきましょう。
バリオス サーモスタット交換手順2.サイドカウル取り外し

プラスネジ1本と3カ所にプラスチックではまってます。外す際はゆっくり外してください。強引に外すと バキッ!

こうなります。ホットボンドやらセメダインやらで補修はできそうですが、新品純正部品は出ません残念ながら。大切に扱いましょう。
バリオス サーモスタット交換手順3.ラジエーターキャップを外す

こいつを外しておかないと冷却水を抜く際になかなか抜けず精神衛生上よろしくないので外します。絶対にやらないで欲しいのは、絶対に水温が高い状態で開けないこと!。高温の冷却水があたり一面、スプリンクラーのように飛び散ります。絶対に避けて!
バリオス サーモスタット交換手順4.クーラントを抜く

車体左側、インペラシャフトハウジングの一番下のボルトを8ミリで緩めます。勢いよく飛び出してくるので受け皿を忘れずに。2Lぐらいは出てきます。ワッシャーは原則交換します。
バリオス サーモスタット交換手順5.サーモスタットを取り外す

8ミリのレンチで緩めます。ボルト2本で止まってますが均等に緩めてください。片方だけ緩めるとねじ山をなめることになります。エンジン側にねじ山があるので、修理するとなると面倒なので気を付けて。

カバーを外すと出てきます。右が古いやつ。違いは目視ではわかりませんが、故障する前に交換しておきましょう。壊れてからではエンジンに重大なトラブルが発生します。
バリオス サーモスタット交換手順6.冷却水の補充

取り付け後に冷却水の補充を行います。溢れないように入れながら満タンになったらエンジンをかけます。ポンプが動き出して水位が下がるので継ぎ足しての繰り返し。下がらなくなったらキャップを締め、エア抜きボルトを緩めてエアを抜きます。

車体右側にあるこのボルトサイズは8ミリ、緩めるとプシュッとするエアの抜ける音がします。これであらかた完了。
完璧なエア抜きをするならキャップを開けて10分ほどアイドリングを行い、クーラントをつぎ足しますが、めんどくさいのでしません。エアは走行とともに抜けていくので、ブレーキフルードほどシビアにしなくても大丈夫。交換後すぐにシビアな走行をするとかなら完璧にエアは抜いておこう。
サーモスタット交換後の注意点 冷却水補充直後の全開走行は避ける
最初はゆっくり目に、水温に問題がなく、リザーバーにクーラントがあるかを確認し問題なければ作業終了。リザーバーには多めに補充しておきましょう。多くてもオーバーフローホースから排出されるだけですが、少ないのは危険なので。
まとめ オーバーヒート対策にも
サーモスタットはめったに故障する部品ではないですが、故障した際のインパクトがあまりにも大きいので交換しました。できればラジエーターキャップも交換しておきたいところ。トラブルが発生する前に交換しておいて損はないはず。
オーバーヒートなんてことになるとエンジンはお釈迦になってしまいます。
バリオスもいつの間にか絶版車の仲間入りを果たしているので大事に乗っていきましょう。


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